・洗面台のリフォームを考えている。
・IKEAの洗面台が気になっている。
・IKEAの洗面台をDIYで取り付けできるのか不安。
・必要な道具や材料などが知りたい。
↑こんな感じの方に見て欲しい内容です。
記事を書く僕は住宅機器メーカーのアフターサービスマンです、
主にキッチンや洗面、お風呂などの水回りの仕事をしています。取り付け施工、 修理などで毎日いろいろなお宅に訪問しています
この仕事をして17~18年になります、
仕事ではイケアの商品は扱わないのですが、自宅の洗面台をセルフリフォームをして、イケアの洗面台を取り付けてみたのでご紹介します。
買い物リスト
IKEA
・GODMORGON 洗面台キャビネット(ホワイト) 商品番号 702.873.72 / ¥22,000
・RÄTTVIKEN 洗面ボウル(ストレーナ 排水トラップ付き) 102.236.94 / ¥23,000
・GODMORGON キャビネットの脚 103.498.39 / ¥1,000
・RUNSKÄR 水栓金具 102.621.24 / ¥7,990
・ENERYDA 取手(2ピース) 403.475.27 / ¥1,000
・LANGESUND カガミ 204.466.27 / ¥7,999
・KUNGSFORS フックレール 504.425.00 / ¥599
・KUNGSFORS フック 703.349.29 / ¥199
・GODMORGON 収納グッズ 304.002.71 / ¥1,299
・GODMORGON 収納グッズ 904.002.68 / ¥1,499
・DRAGAN 収納グッズ 604.670.95 / ¥1,999
・DRAGAN 収納グッズ 404.674.21 / ¥999
お会計 ¥69,538
その他 使った資材
※今回使用した物なので必ず必要な物ではないです👇参考までに
・鏡の横の照明 Minka Lavery 6731-1-613, 1730 シリーズ
・照明用のコネクター 👇(照明の配線接続用です)
・排水アダプター👇(イケアの排水トラップと家の排水管を接続するために使用しました。)
・アメリカンスイッチ コンセント👇
・止水栓 👇
・給水管👇 (家の壁の厚みにより長さは変わります)
・シールテープ
・カーテン
びっくりカーテンというお店で買いました。
・コーキング (洗面ボール接着用)
・マスキングテープ
手順と注意点
STEP1 電気配線、水道設備の準備
まずイケアの洗面台を付けようとする時に、DIYでは難しいのがココです。
業者レベルの知識や技術が必要になります。また資格なども必要となるため、ココの工程はIKEAの取り付けサービスなどに相談した方が良さそうですね。
電気配線
照明の有無、またレイアウトなどにもよりますが、電気工事が必要です。
⚠️工事は電気工事士の国家資格が必要となります。
イケアでもバスルーム照明が用意されていますが、👇
コンセントではなく直接配線するものがあるのでこれも設置には電気工事士の免許が必要です。
水道設備
リフォームの場合は既存の止水栓の位置、排水管の位置などがそのままでは設置することができないことの方が多いと思います。
それは
・引き出し仕様の場合は引き出し本体に配管が干渉して使えない。
・止水栓が干渉してキャビネットが収まらない。
などがあるからです。
一応、公式のDIYガイドに設備図面があるのでわかる方はコレ通りに、水道設備を移設できれば問題ないです。自分は一応、水回りの仕事をしているので自分で移設しました。
絶対に移設が必須ではないですが、上記のような問題を解決してあげる知識や技術が必要です。
また移設位置も使う洗面ボウルの種類や高さ、キャビネットの固定位置などにより変わってくるので、計算が大変です。
STEP2 キャビネットを組み立てる
キャビネットの組み立ては一度イケアの家具を組み立てたことがある方なら難しくはないです。
いつもの金物や木ダボで組み立てるだけです。我が家は中1と小1の娘に組み立ててもらいました。。
必要な道具は
・➕ ➖ のドライバー
・ハンマー
くらいです
STEP3 キャビネットを設置場所に固定する
壁に固定の際は水平器で水平をみつつ固定します。金具が水平レベルを微調整できるようになっています。
使用した道具👇
今回つけたGODMORGONの固定位置(高さ)は👇ビスの位置でMAX760ミリMIN645ミリです
使いやすい位置で固定できます。使用するカウンターや洗面ボールなどでカウンタートップ上端が変わってくるので計算が大変でした。何度も見直して慎重に固定位置を出しました。
イケアのショールームやホームページの写真だと脚がついてないものがあり、カッコいいので我が家も脚はつけずに壁に固定しようと壁内にしっかりと下地を入れ補強までしたのですが、結局足はつけました。
理由は
・イケアのスタッフに足なしでも大丈夫か聞いてみたところ、自己責任でお願いしていますとの事。
・洗面ボウルがあまりにも重たかった事
・引き出しタイプのため収納したらもっと重たくなると考えた為
結果必要と考えました。 つけたのは念の為、手前側2本です。背側は壁にもたしています。
壁にしっかりとした下地がない場合でボードアンカーなどで固定する場合は脚は4本にした方が良いです。
脚はつっぱり棒のようにクルクルと回すと伸びたり縮んだりします。前後の水平レベルをみながら足を調整します。
STEP4 洗面ボウルをのせる
今回はRÄTTVIKENと言うヤツなのでカウンター一体の洗面ボウルです。
キャビネットの縁にコーキングを塗布して上からのせるだけです。ネジなどで固定はないです
マスキングを貼ってコーキングナイフではみ出したコーキングを均します。
使用した道具は👇
コーキングガン
コーキングは防カビ剤入りで色はクリアーを使用すると見栄えが良いです。↑買い物リスト
※洗面ボウルの種類によっては別途カウンターTOLKENが必要なものもあります。その場合はカウンターに設置用の開口を開ける作業があり,ジグソーなどの電動工具が必要です。
使用環境や洗面ボールの種類によっては壁との設置面にもコーキングをした方が良いです。
RÄTTVIKENは壁設置面が4〜5センチ立ち上がったいる洗面ボールなのとウチでは必要ないと考えたため、壁際はコーキングしていません。
STEP5 水栓金具をつける
RUNSKÄRをつけました。国産(TOTO,LIXIL,SANEI,KVKなど)の水栓メーカーにはあまり無いデザインなのと、安いからです。
IKEAの水栓は国産の水栓に比べかなり安いです。固定用専用工具までついてます。
耐久性などが少し心配でしたが、今のところ不具合はなく使えています。
使用感は、丁度良い水量で水ははねがほとんどないです。節水になっているのか、止水バルブを全開にしていても水量は強くは出ないです。水量が抑えられてるのと我が家は2Fに設置したためお湯になるのに少し時間がかかるくらいです。
パッキンなどの消耗品や修理部品の販売は無いそうです。壊れたら面倒ですが本体交換するしか無いです、それでも国産の修理部品より安いかも。
もしデザインや耐久性などが心配であれば国産のものをつけることも可能です。洗面ボウルの取り付け穴径は38φくらいなのでこのサイズに適合するモノであれば取り付けできます。
STEP6 排水栓をつける
排水の部材は洗面ボウルに付属。
国産にはない独特の物ですが説明書どうり取り付ければ特に問題はないです。
オーバーフローや蛇腹ホスの接続はさすだけです。これで水がもれないのかと少し心配でしたが、平気でした。
家側の塩ビパイプに接続する部分だけ付属の部材では対応できなかったので、別途防臭キャップ👇を使いました。
使用しなかった部材👇
L字のアダプターと床配管の場合使用するおわんのような物は使いませんでした。
排水トラップの位置は引き出しが干渉するかしないかくらいのギリギリになります。(下から見たところです)👇
通水して水漏れがないかよーく確認します。
STEP7 カガミをつける
鏡は一番最初でも良いかもです。今回は欲しかった鏡が売り切れだったため後日購入したため、工程が最後になりました。
取り付けたのはLANGESUNDの80センチのヤツです。やはり鏡の質感は安いなりのものといった感じです。鏡の質にこだわる方はイケアのじゃないのにした方が良いかも、、
これで完成になります👏👏👏
参考動画
組み立てから設置、取手のカスタマイズ、引き出しの収納用品まで動画を取りましたので、気になる方はよろしければ見てください👇
使ってみた感想
実際に使ってみて、今のところ不具合は出ていないのでとても満足しています。
国産の洗面にはないデザインとユーザーの背の高さに合わせて設置高さを変えられるのがよかったと感じています。高さが変わるだけで使いやすくなりました。
引き出しの中も専用の収納トレイなどがあり綺麗に楽しんで収納することができています。
悪い点は排水口に脱着式のヘアキャッチャーがないので髪の毛が絡むと取りにくい、また髪の毛を流さないよう気を使う事です。(僕は丸坊主なので気にしていませんが、他家族は髪の毛が長いため)
まとめ
DIYで取り付けされる方は少ないのかもしれないですが、自分で取り付けた場合、何か施工要因で不具合が起きた時は当然ですが全て自己責任となりますので注意が必要です。
取り付けサービスに依頼する場合も、リフォームの場合は別途、水道設備工事や電気工事が必要になったり、他壁紙や床などまで絡む工事になると費用的にも安くはないと思うのでで注意が必要です
IKEAの洗面台を検討している方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
見ていただきありがとうございました。
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