- キッチンの水栓が壊れた
- 水栓金具をホームセンターで購入して自分で取り付けてみたい
- 水栓交換に必要な道具や材料は?
- なるべく費用をかけたくない
- 交換に失敗したら?
こんな疑問や悩みに回答していきます
記事を書く僕は住宅機器メーカーのアフターサービスマンです、
取り付け施工、 修理などで毎日いろいろなお宅に訪問しています
この仕事をして16~7年になります、
蛇口に関しては給水装置主任技術者と言う国家資格を持っています
今回ご紹介するのはワンホール混合栓です
事前確認事項
DIYか業者に依頼するか?
事前にDIYでできるか不安になる方も多いかと思います。そんな方は下の記事より
水栓の取り付け穴径
水栓の取り付け穴の径を調べます。この取り付け穴のサイズにより新しい水栓の取り付け可否が決まるからです。
キッチンの水栓取り付け穴径は既存の水栓を外して実際に測ってみないと正確には分からないことが多いのですが、既存の水栓の品番やメーカーが分かれば、適合穴径を調べることは可能です、又はキッチンメーカーに問い合わせてみるとわかる場合もあります。
国産の水栓であれば特殊な物、極端に古い物でない限り、35ミリ前後で開いているはずです。新しい水栓も35ミリ前後が適合サイズになっている物が多いからです
万が一、開口が小さくて新しい水栓が取り付けられない場合は、取り付け穴の開口のし直しが必要になります、この場合超硬のホールソーなどで加工するため業者に依頼した方が良いです。
必要な道具や材料
道具
※必要な道具は既存の水栓、新しく設置する水栓により変わります。
・モンキーレンチ
・ウォーターポンププライヤー
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・六角レンチ
・水栓用締付工具
・ウエス
・作業手袋
だいたい上記工具を僕はキッチン水栓の交換に使用しています、無くても交換出来る場合ももちろんあります。
場合により必要になる材料
・配管の継ぎ足し用 アダプター
新しく取り付けた水栓の湯水配管が止水栓までとどかないとき使用します。
・水道用フレキパイプ
コレも上記の場合と用途は一緒です、
・平行ニップル
フレキ管を使用時に継手に使用します。
交換できなかったら。
万が一、手をつけてからやっぱり無理だとなった時、最悪の場合
水の元栓を閉めたまま開けられない=水が出ない状態になります
この場合購入先や水栓のメーカーなどに依頼すれば付けてもらえますが、緊急で対応してもらうことはなかなか難しいでしょう。また緊急で対応してもらえばその分料金が別途かかってしまいます。
又は、交換できたが、施工不備などにより漏水を起こせば自己責任となります。
二次被害も場合によりますが、集合住宅などは下の階に浸水も十分あり得ます。
取り替え手順
step1
家の水道の元栓を閉めるか、シンク下の止水栓を閉めます。
※シンクの下には二本水道の配管があります。基本、左がお湯 右がお水です。両方とも閉めます。写真の配管はお水側は浄水器が付いていて分岐されていて浄水水栓側にも止水栓がついています。湯水閉めれば大丈夫です。
止水栓の種類もいろいろです。マイナスドライバーなどで開閉するタイプもあります。
※家の元栓やシンク下の止水栓は長年開閉しないところなので、固着している場合もよくあり、無理に動かして元栓を壊してしまったり、水漏れを起こしたりすることがあるので、この場合は無理に開閉せずに水道業者へお願いしましょう。
step2
水が出ない事を確認したら、止水栓から水栓の配管を外します。
モンキーレンチやプライヤーなどで止水栓上のナットを回して外して行きます。
※このとき止水栓が一緒に回らないよう止水栓にもモンキーやプライヤーで押さえときます。工具が二本必要です
逆止弁は外しておきます。
step3
水栓本体の固定を外します。
シンクの下から水栓固定部を見上げたところです。
写真はボルト固定式になります。(手で回すタイプ)
ソケットレンチや専用工具で外す物もあります。
※水栓の固定方法は大きく分けて3タイプ存在します
・ボルト式:下から座をボルトで締付けます。
・ナット式:水栓本体をナットで下から締めつけます
専用の水栓用締付工具があった方が良いです
・上面施工式:キッチンカウンター上から座を取り付けソレに水栓本体を取り付けます。シンクしたに潜らずに設置できます。
step4
固定が外れたら、本体をカウンターから引き抜きます。
step5
取り付け穴をクリーニングします。水垢なども掃除しやすいです。
step6
逆の手順で新しい水栓を取り付けます。取り付けは新品の水栓には施工説明書が必ずついています。
今回は新しい水栓もボルト固定式でした、写真はモンキーで締め付けていますが、ソケットレンチや専用工具があると便利です
逆止弁をつけます
逆止弁と配管を接続します。新しい配管は樹脂製のものが多いです、
step7
止水栓を開けて通水し水漏れがない事を各所よーく確認して完了です。
まとめ
水栓の交換には特に資格は必要ないので、DIYで自分で交換できれば業者にお願いした時の交換工賃がかからず、自分の好きなタイミングで交換できますね。
Amazonやホームセンターで水栓を買った方が業者に頼むより安い場合が多いです。
水漏れなどのリスクもありますのでよく検討しチャレンジしてみてはいかがでしょうか、
参考になれば嬉しいです。ありがとうございました。
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